自然科学サロン 2024S

[] 日本語

何の変哲もない身近にあること・現象への気づき

さまざまな学問領域への自由な横断

“考えるトレーニング”の場を

サロン形式で提供


授業中の軽作業・実験

日常生活を発端とした

▶︎ SalonQ(授業課題)                  

▶︎ グループ / 個人で着目した課題

▶︎ ゲスト講師によるレクチャー


様々な視点・観点から考える

知の再連結


多元的な思考・共同作業・対話

良質な気晴らしの反復が


文理を超越したバランス感覚を養う

0. [必読]本実習の履修を検討している学生さんたちへ


⚫︎ ZOOMガイダンス

https://forms.gle/P4zjwRUktYk2m1M46

初回授業で実施します。履修希望者はかならず出席してください。出席できない場合は、下記お問い合わせにメールしてください。

⚫︎ [提出必須] 履修登録希望Googleフォーム

https://forms.gle/P4zjwRUktYk2m1M46
→ 必ず記入・提出してください。

→ 授業中に記入方法やワークなどの説明をします。

1. 自然科学SalonQとは


身近な自然科学体験を通じた批判的思考の育成を主たる目的としています。サロン形式で進行、とてもリラックスした環境で、㋑作業実験、㋺課題(個人)、㋩課題(グループ)の繰り返し、㋥グループ実験・調査の発表に取り組みます。本サロンは、教養としての自然科学講義としての範囲を超え、教員も交えた共同作業の体験や対話を通じ、逆算のアプローチから解放され自由に考える練習、多様性を受け入れアイデンティティを確立する場になりうることを期待し、随時履修生のフィードバックを授業に還元しながら試験的に開講しています。


自然科学サロンは、自然科学という分類が与えられた学問領域での普遍性・独創性への探求、その醍醐味の紹介、と同時に、工学、人文科学、芸術、音楽、歴史、文化、数理科学、時事ニュースなど、異なる領域をも恐れずに自由に飛び回る、そういった気風、“駒場らしい”教養教育の追求を目指したゼミです。セメスター前半は、SalonQという課題とグループ作りを兼ねた交流を中心に進行します。セメスター中盤から後半にかけては、グループ/個人で、着目した課題に取り組み、最終回ではその調査・検討内容を発表します。また、SalonQに関連する研究・開発を行う研究者をゲスト講師として招聘する特別レクチャー(3回)も予定しています。


今シーズン2024Sは、コーヒーを起点に主に生物・化学系の話を中心に自然科学サロンします。

2. 特別ゲスト講師2024S


2024年 5月 16日(木)  

「コーヒーと水」

堀 まゆみ(東京大学 教養学部 教養教育高度化機構 EX部門


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2024年 6月  6日(木)

「コーヒーと健康」

落合 龍史(花王株式会社ヒューマンヘルスケア研究所)


ゲスト講師3

授業中にアンケート

3. SalonQとは?


SalonQは、日常生活に何気なくあること、ニュースなどでよく見聞きすることを発端とした疑問もしくは、授業時間内に行う軽作業や実験に関して、まず、①個別に考え回答、②グループでディスカッションして回答、③個別にグループワークを振り返り、④また①にもどりSalonQを継続する。知の再連結を促進・反復するワークの流れのこと。

SalonQの概略|知の再連結と気づき:課題を出題、参加者は個人で考え回答、その回答をクラス共有、グループで考え回答、その回答をクラス共有、時間に余裕がある場合は、課題そのものを再考し、このサイクルを繰り返す。回答は、参加者の私有の端末からGoogleフォームを送信、共有はGoogleスプレッドシートおよびZoom画面共有によって行う。授業に持参する端末は、テキスト入力可能なノートパソコンやタブレットが好ましいが、スマートフォンからの参加でも十分に楽しめるように配慮した授業構成・教材を準備している。使用教室は、同時に履修想定人数がオンライン作業しても問題ないWifi環境を整備。🔍学生は、Google検索、生成AIを授業中に自由に活用し、その活用方法の共有も推奨される。🤝協調学習、インクルーシブな活動。

キーワード:Problem-Based Learning(PBL)/解決型学習, Process skill(プロセス スキル), Team Based Learning(チームベース学習), Object Based Learning(オブジェクト・ベースト・ラーニング)

セメスターを通じたSalonQの概念図

このアプローチは、東京大学 Discipline-Based Education Research (UTokyo DBER) Journal Club で紹介された教育論文および、UTokyo DBERのコアメンバーとのディスカッションにより自然科学サロンへ2023年度から本格的に導入しました。

発表日・場所:July 4 (Mon) 17:00 - 18:00、UTokyo DBER JC Club
タイトル(英):Lesson from UTokyo DBER Journal Club, Practice in my class toward Disciplines in Harmony
タイトル(日):ディシプリンズ・イン・ハーモニー、UTokyo DBER Journal Clubからの学び、学際的な融和に向けた私の授業における実践

4. 授業導入


ココに一杯のコーヒーがあります。なんの変哲もない一杯のコーヒーに見えますが、よくよく観察してみると、そこから様々な気づきや不思議に思う気づきが生まれるかもしれません。自然科学サロンでは、コーヒーを通して身の回りの普段見過ごしていることに気づき、知的な興奮へと連結する学びの場(サロン)を提供します。


この授業は、一杯のコーヒーで、自然科学の面白さや多様性を体験・探求するための出発点となるか、その試みです。


その後の展開は、授業中に説明する。

5. 授業方法


⓪ 体験・実験

セメスターを通じて、随時行う。よりよい体験とするために、対面での参加が好ましい。実験内容は、作業自体は、専門知識を必要としない"プチ実験"(2024Sは、生命科学分野や化学分野)。ただし、それを成功させるには、正しい理解と考察が必要となる。体験は、そのあとの授業と関連する作業内容、楽しみながら取り組んでほしい。また、教員が提案する展開以外の方向性に興味がわいた場合は、相談の上、各自/グループで展開して構わない。


① レクチャー

主に担当教員が講義する。セメスターを通じて、最大3名までゲスト講師を招く可能性がある。


② SalonQ(課題発見・解決|個人とグループ|共有)

自然科学サロンでは、SalonQと名付けた課題集が存在する。それに、各自/各グループで取り組む。課題回答を行う場合もあれば、課題そのものを見つけて問題を作成する場合もある。SalonQへの回答は、Googleフォームを利用する。そのため、本授業へ参加する際は、テキスト入力することに慣れた端末(ノートパソコン、タブレット端末、スマートフォン)の持ち込みを推奨する。SalonQのワークにおいて、個人もしくは、グループで回答した内容は、名前を伏せて(匿名化して)、即時もしくは次週にクラス内共有する。


③ 発表(個人もしくはグループ)

シーズンを通じて、関心のあることがらに着目し、調査・検討・実験した内容を発表する。ゲスト講師が出題した課題に取り組んでも良い。


④ 基本的に授業内作業

上記⓪〜③は、すべて授業時間内に実施する。授業時間外の事前学習・宿題は必要ないが、興味が沸いて、各自勝手に取り組みたくなった場合は、さらにアドバンスな内容を個別に紹介、授業前のお昼休み時間を活用した課題の取り組みを支援する。


本授業は基本的に対面授業とする。体調不良等、そのほか個別の事情がある場合には、担当教員へ随時相談すること。

6. 成績評価


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項目(点)

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SalonQへの回答・提出(50)

発表(50)

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合計 100


*セメスター終盤のSalonQには発表が含まれる。

7. 定員・抽選


25名まで。定員を超える場合は履修可能な学生を抽選する。

8. 対象


1・2年生。どのコースの学生も履修を歓迎する。


*教養教育としての授業・教材開発(特に、自然科学、生命科学、珈琲化学)に興味のある履修者の参加を大歓迎する。また、コーヒーを起点とした自然科学サロンに関心のあるや文科生の参加も歓迎する。

9. オフィスアワー兼教室開放

授業に関する質問、欠席した回のフォローアップ 、SalonQの自発的な活動、グループ交流に利用してください。授業日のお昼休みは教室を開放しています。気軽にご利用してください。学生同士のおしゃべりのみ可。

対面オフィスアワー

時間帯:授業開始前の木曜日のお昼休み

場所:教育開発用実験室(授業教室と同じ

予約:不要

ZOOMオフィスアワー

予約: 必要、お問い合わせにメールしてください。


10. 本授業の問い合わせ先

ご質問、ご要望、ご意見がある場合は、ご遠慮なく下記実習専用メールアドレスまでご連絡ください。

✉️ kashima+salon@g.ecc.u-tokyo.ac.jp


11. 履修登録までの流れ

12. よくある質問

[Q]裏番組の授業に出席したのでガイダンス受けていません。

[A]お問い合わせメールへ連絡してください。録画を閲覧URLをお知らせします。

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[Q]具体的にどんなことをするのか教えてください。

[A]ガイダンスに出席してください。

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[Q]オンラインによる履修はできますか?

[A]原則対面です。加えて、体験を伴う作業やグループワークは、これまでの履修生の感想によると対面の方が楽しいそうです。この授業は全ての回ZOOMによるアーカイブを行っていますので、体調不良時など、特別な理由がある場合はZOOM参加できます。

12. 担当教員